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 特別な思いでマウンドに上がった。2月23日。石垣島キャンプを終えたマリーンズは沖縄本島で対外試合をスタートさせていた。初戦の相手は宜野座でのベイスターズ。そのゲームで新人の有吉優樹投手は八回から登板をし、1回を無安打無失点に切り抜けた。ルーキーとはいえ25歳。大事なアピールの場で結果を出した。

 「意外と落ち着いて投げることができました。気持ちで投げました」





 昨年末まで九州三菱自動車の営業マン。その時の癖はまだ抜け切れない。ふとした瞬間に携帯電話にお客様から着信がないか気になってしまう。「あ、もう気にする必要はないんだ」。素の自分に戻ると照れ笑いを浮かべる。それは野球だけではなく、一人の営業マンとして日々、汗を流してきた証しである。当時の配属先は福岡の福重店。300人もの顧客を抱えていた。ライバルの社会人チームは野球に没頭できる環境が与えられていることも多い中で基本は営業優先。試合前日であれ、お客様の納車が重なれば、それを優先し仕事が完了してからボールを握る。そんな日々だった。

 「お店は福岡ですから、もちろんお客様のほとんどはホークスファンです。それでもドラフト後はお客様から『有吉くんが投げる時だけはマリーンズを応援するよ』と言ってもらいました。本当にうれしかった。お客様のためにも早く1軍のマウンドで投げて、マリーンズのユニホーム姿をお見せしたいと思っています」

 

 





2000: 管理人ひとこと 2017/03/04(土) 08:06:06.26 36.net
もう25歳ではあるけど、今まで野球(練習)に時間を100%捧げれなかった分
プロ入りで全力注ぎこんでさらに伸びる事期待してる
2016ドラフトが数年後に神ドラフトと呼ばれるよう
佐々木・酒居らとともに頑張ってくれ