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 その表情は明るく未来を見据えていた。今季限りでマリーンズを退団し、現役を引退することを決めた田中英祐投手が11月21日、球団事務所にあいさつのため訪れた。スーツ姿の若者は凛(りん)とした表情で球団首脳に、総合商社から内定をもらい来年4月1日より就職することを伝えた。入団から3年。京都大卒初のプロ野球選手として注目を集めてプロの門をたたいた男は残念ながら1軍登板2試合、プロ未勝利でユニフォームを脱ぐことを自ら判断し、次なる道を歩みだした。

 「あっという間だったと周囲から言われますが、自分の中では濃い日々に感じます。一日一日、いろいろと試行錯誤して新しい事にも挑戦してやるべきことがたくさんあった。だから逆に途方もなく長く感じたこともあった。そんなに短いとは思いませんね」






 悔いなき言葉だった。ただ、やはり戦力外を通告されたときは心が乱れた。「今年ダメだったら危ないという覚悟はもちろんありました」とは言うものの、球団から呼び出しの連絡があった時は寮の中を徘徊(はいかい)するように歩き回った。頭の中を整理させるため歩くことしか思いつかなかった。そして最後に行き着いたのは同期入団で四つ年下の岩下大輝投手の部屋だった。入団以来、ずっとかわいがっていた後輩。1年目の11月に右肘を手術し、今年もオフに腰を手術するなど苦しむ後輩の姿をずっと見てきた。そして励ましてきた。お互い紆余(うよ)曲折、苦しんできたからこそ分かることがあった。そういう仲だった。「早すぎますよ」。翌日、グラウンドで球団から正式に戦力構想から外れていることを通告されたと伝えると人目をはばからず、涙を流し悲しんでくれた。その流してくれた涙は今も鮮明に目に焼き付いているし、なにか心が救われた気がした。


 





2000: 管理人ひとこと 2017/11/26(日) 09:36:06.26.06.net
多分、田中の去就は千葉魂で取り上げられるやろなぁって思ったら案の定やった
岩下と仲良かったんやな
元プロ野球選手の三井物産商社マンという唯一無二の肩書を手に入れて今後順風満帆やろなぁって思うけど、やっぱプロで成功できなかったのは悔しいやろうし岩下に田中の分まで頑張ってほしいな


 



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