IP171217TAN000057000






 冬空の広がる都内の喫茶店に鈴木大地内野手はいた。テーブルには大事そうに授賞式で、もらった記念品が置かれていた。今年、初めて三井ゴールデングラブ賞を受賞した。それはプロ入りからずっと目標にしていた賞だった。ショートからセカンドへコンバートとなった今年。大きな転機をチャンスに変え、鈴木はガムシャラに日々を送った。苦しいシーズンだった。新しいポジションに悪戦苦闘しながらもキャプテンとしてチームを引っ張ることが求められた。開幕から苦境にあえぐマリーンズを立て直そうと必死に生きた。やることはやった。ただ、今、一年が終わり、振り返ると悔しさしか残っていない。自問自答の日々にも、見ている人は見てくれていた。背番号「7」が必死にプレーする姿を評価した。だからこの日、ゴールデングラブの授賞式に呼ばれた。最下位に沈んだチームにあって唯一の表彰選手だった。

 「いろいろな人のおかげです。支えてくれたファン、裏方の皆さま、起用をしてくれた伊東前監督、仲間、家族。こんなヘタクソな自分がこのような賞をいただけた。今、改めて感謝の想いがこみ上げています。皆さま、一人ひとりの顔を思い浮かべています」








 華やかな表彰式で笑顔をつくり、喜びのコメントを口にした。一方、心の中ではもうすでに来季に向けた熱い決意がこみ上げている。今年の全てを「糧」にして挑む一年。そう決めた。だから多忙を極めるオフも時間を見つけては体を動かし続けてきた。年明けもすぐに始動。2月1日のキャンプインからフルスロットルで動ける状態にする。

 「今年の全てを糧にしたいと思います。最下位に沈んだ苦しく悔しい日々を過ごした一年を。伊東前監督と出会い、別れることになった事。井口新監督の下で戦えることになった事。すべての事を糧に来年は結果を出さないといけないと思っています」



 





2000: 管理人ひとこと 2017/11/26(日) 09:36:06.26.06.net
来年はサードでゴールデングラブ獲って、また喫茶店でホットミルクすするの期待してるぞ


 



おすすめゲームアプリ攻略サイト