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 心の傷はなかなか癒えることはなかった。マリーンズにとっての2019年公式戦最終戦となった9月24日のライオンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で先発のマウンドに上がった二木康太投手は、その数時間後には敗戦投手となっていた。「飛ばしていこう」と挑んだ初回は三者凡退で上々の立ち上がり。しかし二回は悪夢のような展開が待っていた。相手はリーグ屈指の山賊打線。「厳しいところを狙わないといけないという想(おも)いがあった」と際どいゾーンを狙った結果、四球や死球が絡み、塁が埋まったところで長打を浴び、一挙5失点。イニングの途中でマウンドを降りた。試合は4-12の大敗。このゲームでマリーンズのシーズンは幕を閉じた。3位争いを繰り広げていたイーグルスが勝利したため4位が確定した。目の前でライオンズがリーグ優勝を決めた。その瞬間を、KO降板した二木はベンチでただぼうぜんと見つめた。







 「初めて目の前で胴上げを見ました。目の前で本当に悔しかった。そしてうらやましかった。一生忘れることのない試合となった。自分が投げた試合で目の前で優勝を決められて、Bクラスが決まって、シーズンが終わって、色々な悔しい事があった一日でした」

 この試合をもってシーズンが終わったことで選手たちには、しばしの休息が与えられた。心に傷を負った二木は気持ちを切り替えようと試みたが、何をしてもあの日のマウンドが頭を駆け巡った。知り合いと会っても心が落ち着くことはなかった。「一年間、お疲れさま」。労いの言葉すら受け入れられない自分がいた。「お疲れさま」。その言葉に何度も自問自答を繰り返した。









2000: 管理人ひとこと 2019/12/16(月) 20:36:06.26.64.net
選手や監督ほどじゃないやろうけど、ロッテ応援しててあれだけ悔しい思いをしたの初めてやわ
二木にあんだけ怒りを覚えたのも初や
だから来年は絶対二桁勝利してファン見返してくれるの期待してる
種市に良い番号先越されたし奮起して









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