誰にだって忘れられないゲームがある。美馬学投手にとってのそれはイーグルス時代の2013年11月3日、仙台でのジャイアンツとの日本シリーズ第7戦だろう。6回を投げて1安打無失点。ベンチに戻ると故星野仙一監督が美馬の元に寄ってきた。スッと右手を差し出された。「ありがとう!」。力強く握手を交わすと鳥肌が立つのを感じた。勝負に徹し勝負に燃え、誰よりも勝負に厳しい男。ゆえに闘将と呼ばれた星野監督。燃える男から、これほど温かい言葉を掛けてもらうのは初めての経験だった。
千葉魂 ロッテ美馬と田中将魂込めた熱投 楽天で同僚、闘将の教え胸に
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