まとめロッテ!

    マリーンズニュース

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     決めていた。9日に行われたZOZOマリンスタジアムでのホーム最終戦。伊東勤前監督にとっても本拠地での最後の試合となったこの試合で、田村龍弘捕手は打席に立つ際の登場曲を変更した。来生たかおさんの「Goodbye Day」。指揮官が好んでこの歌を歌うと関係者から伝え聞き、感謝の想いを込めた。





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     追い込まれても気持ちで負けなかった。インコースのストレートに必死に食らいつき、はじき返す。魂の打球はセンター前に抜けていった。大木貴将内野手は一塁ベース上で右手を上げファンの声援に応えた。9月29日のバファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム)。三回2死走者なしの場面でプロ入り初ヒットを放った。苦労して、ついにもぎとったプロ野球の世界での初ヒット。いろいろな人への感謝の想いが頭をよぎった。

     「ここまで長かったなあと思いました。去年、育成から支配下に上がって9月に1軍に初めて呼んでいただいた。今年の1年は長く感じた。いろいろと理解をして協力をしてくれた嫁にまずは感謝をしたい」






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     無我夢中で必死に食らいついた。初球152キロストレートを右前に運ぶと、清田育宏外野手の胸の奥からこみ上げるものがあった。一塁ベース上から打席を見る。そこにはこの日が引退試合となっていた井口資仁内野手が立っていた。9月24日のファイターズ戦(ZOZOマリンスタジアム)。2点ビハインドの九回無死。同点に追い付かないと試合は終わる。それは清田にとって1年目のオフから自主トレを共にするなど、公私ともにかわいがってもらった大先輩と一緒にプレーをする最後の時間となることを意味していた。だから代打を告げられると、次打者の井口につなげようと祈るような思いでバットを振り、打球は右前に抜けていった。泣いてはいけない。分かってはいても涙腺は緩んだ。一塁ベース上で目をくちゃくちゃに腫らしながらリードをとった。その直後、とんでもないドラマが起こった。

     「ボクは悔いが残らないようにと必死に打って、とにかく必死に走った。だから打球がフェンスを越えたかどうかを見ていない。抜けると分かって、とにかくホームにかえらないといけないと思って走っていました」





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     突然、エースから声を掛けられた。メットライフドームでの試合前練習から1軍に初合流をした成田翔投手は練習後に涌井秀章投手に呼び止められた。「頑張れよ」と励まされた後、思いがけない事を聞かれた。「そういえば、登場曲は決まっているの?」。ホームゲームで投手がマウンドに上がる時には必ずお気に入りの曲が流れる。その数日後の9月8日からホーム・ZOZOマリンスタジアムでの試合が行われることから、出囃子(でばやし)となる曲はその時までに決めておかないといけない。それを聞かれたのだ。

     「正直、全く頭になかったので『まだ、何も決まっていません』と言いました。すると『じゃあ、オレが考えてあげるよ』とおっしゃっていただいた。これまでそれほど会話をさせていただく機会もなかったので、たわいもないことなのですがうれしかったです」




     


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     不思議な縁を感じた。プロ初勝利に向けた次回先発の登板日を伝え聞いた酒居知史投手はその舞台が京セラドーム大阪だと分かると表情を引き締めた。大阪は枚方市出身。地元での登板であると同時に、そこは思い出の多いマウンドだった。

     「正直、うれしかったです。球場やマウンドのイメージもあった。そういった場所でしっかりと結果を出したいと思いました」



     


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     順風満帆にスタートしたルーキーイヤーも、やはりプロは甘い世界ではなかった。試合後にロッカーでグラブを磨く有吉優樹投手の表情は日に日に険しくなっていた。地元・千葉県の大網白里市出身の選手として注目をされて入団。スタートは最高だった。開幕1軍に抜てきをされるとセットアッパーとして10試合連続無失点。投手陣が不振の中、大きな輝きを見せた。しかし、5月13日のファイターズ戦(東京D)で負け投手となると、同月24日のホークス戦(ヤフオクD)でも負け投手。6月7日のドラゴンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)でも黒星がつき、7月2日のファイターズ戦(同)でも負け投手で中継ぎ投手ながら4敗となった。


     


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     あの日の事は忘れない。2015年のドラフト会議翌日、仙台育英高校に伊東勤監督が指名あいさつに訪れた。平沢大河内野手にとっての第一印象は「優しそうで、大きな人」。そして指揮官自らクジを引いて、引き当てた交渉権獲得の紙を手渡された。そこには直筆で「一緒に頑張ろう」と書かれていた。初めてプロ入りを実感した瞬間だった。

     「学校までわざわざお越しいただいてビックリしました。あとで関係者から『監督が新人の指名あいさつに直接、行かれることは今までない』と教えてもらいました。うれしかったです」

     


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