まとめロッテ!

    マリーンズニュース

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     もうブルペンには誰も残っていなかった。1点リードで迎えた延長十二回裏。マウンドに岩下大輝投手は向かった。7月24日のホークス戦(京セラ)。プロ4年目の岩下にとってのプロ初登板はとんでもない場面で訪れた。迎えるホークスの打線は4番デスパイネから始まる強力打線だった。

     「どういう心境だったのかと言われても全然、覚えていないくらい緊張しました。ただ四球だけはやめようと。ストライクゾーンに強いボールを投げていこうと決めていました。開き直るしかなかった」







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     突然のことだった。26日のホークス戦(ヤフオクD)。鈴木大地内野手が球場に向かうチームバスから降りると、携帯電話に無料通話アプリであるLINEのメッセージが入っているのに気がついた。差出人は藤岡貴裕投手。嫌な予感を感じながら読んだ。頭が真っ白になった。

     「おつかれさまです。ファイターズへのトレードが決まりました。最後、会えないままチームを去ることになりましたが、一緒に野球が出来て本当に良かったです。チームは変わりますがこれからもどうぞ宜しくお願いします」






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     花束を受け取ると少し照れくさそうな笑顔を見せた。松永昂大投手は20日のバファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で通算100ホールドを達成した。出番がいつ訪れるか分からないのがセットアッパー。ファンには見えないブルペンでの毎日、準備を整えて出番を待つ。プロ6年間で地道に積み重ねてきた節目にスタンドからは大きな拍手が沸き起こった。

     「それはあくまで数字的な区切りですから。6年間で100ホールド。逆に時間がかかったねと言われるぐらいですよ。ファイターズの宮西(尚生)さん、ジャイアンツの山口(鉄也)さんはもうすぐ300ですからね。それに比べたらまだまだ道の途中です」





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     それは不思議な光景だった。試合開始直前の出来事。真顔で戦士たちは歌いだした。1日のホークス戦(ヤフオクD)。ベンチ前で行う恒例の円陣でのことだ。鈴木大地内野手の「せーの」の掛け声に、全員が「ハッピーバースデー、トゥーユー」と声を合わせて歌いだした。あえて笑わずに真顔。下を向いたまま歌う男たちの姿にこの日、誕生日を迎えた鳥越裕介ヘッドコーチは円陣の真後ろでうれしそうに笑っていた。

     「練習前からみんなで『きょうは鳥越ヘッドの誕生日だから、なにかしよう』という話になっていて円陣でハッピーバースデーと歌おうということになった。驚いてもらいたいと思っていたので、練習中は誕生日ということは知りませんよという雰囲気をあえてみんなで醸し出して、円陣の時に一斉に下を向いたまま歌った。大成功でしたね。『ビックリしたよ』と喜んでくださった」と鈴木はしたり顔で話した。








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     それは入団が決まった時から決めていたことだった。マリーンズの新外国人として1月に来日したマイク・ボルシンガー投手は初めて訪れることになる異国の地で6月に予定日となっていた第1子を産むことを望んだ。通常、夫人の出産に立ち会うために球団から一時帰国が認められるが、その選択肢を最初から自身の意志で除外してのマリーンズ入りだった。ジャパニーズドリームをつかむため、そして家族と一緒に過ごす時間を大切にしたかった。

     「いろいろな考え方があるだろうけど、ボクは日本で産むことが最良だと思っていた。初めてのチャレンジである日本の野球で自分にとっての大きなチャンスを逃したくなかった。しっかりと毎週、登板をして結果を出したかった。それにずっと家族と一緒にいることが自分にとっては必要。妻ともそう。そして新たに生まれてくる息子とも1日でも早く一緒に住み、3人の時間を共有したかったんだ」








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     力強さがあった。魂のこもったスイングから繰り出された打球は大きな弧を描き、スタンドに吸い込まれていく。井上晴哉内野手は悠々とダイヤモンドを回った。復帰2試合で3発。1本目は復帰初戦(23日埼玉西武戦、ZOZOマリンスタジアム)、3点ビハインドからのプロ入り後、初となる満塁弾で逆転勝利を呼び込んだ。2本目と3本目は翌24日の埼玉西武戦。2打席連続でセンター方向へと飛び込んでいった。2試合で3発8打点。扁桃(へんとう)炎を患い2軍落ち。しかし最短10日で復帰した長距離砲は即座に結果を出した。さまざまな想いが入り乱れる中での打席だったが、ひとたび打席に立つと心を無にし、集中した。







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     ガッツポーズはなかった。打った瞬間にサヨナラ打を確信したが、冷静に一塁を踏んだ。そしてベンチから駆け付ける先輩たちを待った。17日のジャイアンツ戦(ZOZOマリンスタジアム)。人生初のサヨナラ打を打った20歳の若者は控えめな笑顔を見せた。それはプロ3年目の平沢大河内野手の想いのすべてを物語っていた。

     「前進守備だったので打った瞬間に抜けることは確信しました。ただ、自分はこれで喜んでいられる立場じゃない。結果を出し続けないといけないので、もちろんうれしかったですけど、そこは冷静な部分がありました。これで浮かれることなく継続的に結果を出したい。次の甲子園でもチャンスがあればしっかりと結果を出したい。すぐにそれを考えていました」







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