まとめロッテ!

    マリーンズニュース

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     「ヤバいよ。泣きそうだよ」。福浦和也内野手は球場入りすると開口一番、そう口にした。9月23日。この日の北海道日本ハム戦で自身の引退試合が執り行われることになっていた。慣れ親しんだZOZOマリンスタジアムの駐車場に愛車を止め、いつもの導線でロッカーへと向かった大ベテランの目は早くも潤んでいた。

     「運転をしているとまだ時間が早いにもかかわらず、たくさんのファンが歩いているのを見かけた。みんなオレのユニフォームを着てくれていた。駐車場の入り口にもたくさんのファンが自分を待っていてくれた。ウルッときたね」






    【千葉魂 福浦、重なった21年前の光景 変わらぬファンの姿に感涙】の続きを読む

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     雲一つない空の下、練習が再開された。10月5日、ZOZOマリンスタジアム。クライマックスシリーズ・ファーストステージ第1戦が行われているその日に千葉ロッテマリーンズが新たな1年に向けたスタートを切った。選手たちに各コーチからの指示があった後、井口資仁監督が口を開いた。

     「今日は来年に向けたスタート。来年に向けて今日から一歩ずつ始めましょう。みんなが来年キャリアハイの成績を出して、最高の結果を出せるように頑張っていこう」





    【千葉魂 残り10試合勝ち抜けるチームへ 悔しさ胸に、新たな一歩】の続きを読む

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     口を真一文字に結び、グラウンドを凝視した。井口資仁監督はしばらく微動だにしなかった。9月24日。千葉ロッテマリーンズの2019年シーズンが終了した。勝てば3年ぶりのシーズン勝ち越し、そしてAクラス決定の可能性が広がる大事な最終戦で敗れた。しかも目の前で埼玉西武ライオンズの胴上げを目にする屈辱を味わった。この試合で3年連続のBクラス。3年連続のシーズン負け越しが決定した。本拠地ZOZOマリンスタジアムには悔しさが充満していた。指揮官はその責任を一身に背負うようにベンチに立ち尽くしていた。

     「今日の試合、力不足です」









    【千葉魂 屈辱的なシーズン終了 牙を研ぎ、来季の優勝へ】の続きを読む

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     人間万事塞翁が馬。荻野貴司外野手ほど、この格言がピッタリのプロ野球選手はいない。プロ10年目の2019年。荻野は規定打席に初めて到達。本塁打も2桁を記録した。オールスターにも初出場。史上9人目の新人から10年連続の2桁盗塁をマークし、8月22日の東京ドームで行われたイーグルス戦では200盗塁を記録。ルーキーイヤーの2010年にわずか46試合の出場で25盗塁を記録するなど鮮烈なデビューを飾ったことを考えれば不運なケガに見舞われ遅い記録達成とはなったが、数々の不運としっかりと向き合い、地道にここまでたどり着いた。そして悔しさの募る心に、いつも伝え続けてきたのは知人から教えてもらった「人間万事塞翁が馬」という言葉だった。








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     プロ初本塁打はカープ入りから8年。独立リーグを経てマリーンズで達成された。三家和真外野手が7月21日のファイターズ戦(札幌ドーム)でプロ1号本塁打を放った。スタメン予定だった角中勝也外野手が右腕の痛みを訴えて急きょ巡ってきたチャンス。それでも貪欲に機会を待っていた男は1打席目で結果を出した。フルスイングした打球は左翼席に吸い込まれていく。連敗中の重いムードが漂うチームを救ったのは苦労人だった。

     「いい意味でカープを見返したいという想(おも)いは常にあります。こうやってNPBに戻ってこられて、なんとかいい形でカープ時代にお世話になった皆さまに頑張っている姿を見せて恩返しがしたいし、『あいつやるなあ』と思ってもらえるように見返したい。いつもそう思っています」







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     明らかに場違いな雰囲気を感じながら若者は集合場所に向かった。7月12日、東京ドームで行われたオールスター第1戦。打撃投手として今年からマリーンズの一員となった中臺(なかだい)淳志は、ある使命を帯びて三塁側パ・リーグロッカーに向かった。試合前のホームランダービーに出場するブランドン・レアード内野手の投手役に指名されたのである。

     「レアード選手から『投げてみないか』と声を掛けてもらいました。え、ボクでいいの? というのが最初の感想。正直、冗談と思っていました。でも、実際にこの日を迎えた。光栄ですし、とてもうれしい。なかなか経験できることではないと思います」






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     7月3日。ロッテ浦和球場ではマリーンズの2軍とジャイアンツの3軍による練習試合が行われていた。曇り空の下、行われたこの試合で特別な想(おも)いを胸にマウンドに上がった投手がいた。プロ4年目の原嵩投手だ。昨年は右肩鏡視下手術、および右肘神経移行術でリハビリを余儀なくされ登板はゼロ。今年は2軍で順調に登板を重ねていた。この時点で中継ぎとして9試合に登板。6月9日のイースタン・ジャイアンツ戦では白星も記録していた。そんなどん底から地道な努力を重ねて、はい上がってきた若者にとって、7月3日はとても大事な日だった。

     「母の命日なんです。1年目の時にも7月3日にビジターのイーグルスとの2軍戦で先発予定だったのですが、その時は雨で中止となった。そういう意味ではプロに入って初めて母の命日に投げることができた。とても感慨深いものがありましたし、なんか緊張してしまいました」





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