打球がレフトスタンドに吸い込まれていった。プロ7年目の加藤匠馬捕手が9月29日のバファローズ戦の二回にプロ初本塁打となる1号2ランを放った。今シーズン途中にトレードでドラゴンズから加入の移籍1年目。後半戦、先発マスクをかぶる機会が急増し粘り強いリードでチームの勝利に貢献している男が、移籍後初打点を初アーチで決めた。
「ストレートを狙いました。ホームランを打ったことがないので感覚は分からない。だから打ったらいつも通りに全力で走りました。入った瞬間は何が何だか分からない感じでしたね」と本人は振り返る。