聖地甲子園で背番号「2」が躍動した。オリンピックによりペナントレース中断となった期間中の7月27日から行われたタイガースとのエキシビションマッチ3連戦。藤原恭大外野手がここぞとばかりに首脳陣にアピールした。3戦で4安打2打点2盗塁。打って走って守っての大活躍。大阪桐蔭高3年時に春夏連覇を成し遂げた思い出の地にその時以来、足を踏み入れた若者は関西の野球ファンの前で成長した姿を存分に見せた。
「特別な想(おも)いはないですよ。高校時代は1試合勝負。ここで負けたら終わりという怖さがあった。そういうことは思い出しますけどね」と藤原はサラッと言った。