まとめロッテ!

    マリーンズニュース

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     年の瀬の朝。指揮官は東京の雑踏に紛れていた。いつもの喫茶店に入った。アイスコーヒーを注文すると、資料を読みふけった。伊東勤監督の2016年はすでに動いている。春季キャンプの日程、練習方法、ミーティングの段取り。そしてオープン戦の移動方法、日程などを次から次と決め、マネジャーに指示を出した。一息つくと、しみじみと話し出した。

     「一年は早いな。つい、最近、ここで同じように来年の打ち合わせをしたような気がする。あっという間だなあ」

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     誰もいないロッカールームに今江敏晃内野手の姿があった。FAで楽天イーグルス入りが決定。2日前に仙台での入団会見を終え、慣れ親しんだマリンの荷物整理を行っていた。空っぽになった自身の定位置をジッと眺めていた今江は、その後、時間をかけて雑巾でロッカーを磨きだした。丁寧に、思い出を振り返るように、細部まで全体を優しく拭いた。

     「14年間の思い出が詰まっているから。『ありがとう』という感謝の思いを伝えないとね。この場所で喜んだこともあったし、悔しがったこともあった。いろいろなことがあった。それらボクの気持ちの全部を優しく包み込んでくれたのがロッカーだと思う。だから、ちゃんとお礼をしなくちゃいけない」

     関係者から「手入れまでしなくていいよ」との声に、今江はそう答え、なおも磨く作業を続けた。
    【千葉魂 今江、新しい大きな花を 成長信じて厳しい道へ】の続きを読む

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     子供たちの笑顔をうれしそうに眺めていた。12月9日、上野大樹投手はマリーンズアカデミーがレッスンを行っている稲毛海浜公園野球場の室内練習場にいた。この日、現役引退し、新たにマリーンズと、子供たちに野球を教えるアカデミーコーチ契約を結んだ。契約を終えるとさっそく、子供たちがどのような授業を受けているのか見学をするため、足を運んでいた。

     「子供たちに野球を教えるのは楽しみ。やりがいを感じています。何よりも好きな野球に、そしてマリーンズにこれからも携われるのがうれしいです」
    【千葉魂 燃える闘志で戦った7年 努力家・上野、第2の人生へ】の続きを読む

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     病室の窓から見える景色をただ、見ているしかなかった。プロ1年目を終えた岩下大輝投手はチームが鴨川市で秋季キャンプを行っている11月6日、手術をした。右肘に強い違和感を覚えたのは宮崎フェニックスリーグが行われた10月。急きょ帰京し、横浜市内の病院で検査を行った。肘の疲労骨折に伴う痛みで、右肘内側側副靭帯再建手術が必要との診断が出た。術後3週間はギプス固定し、入院。6カ月後にシャドーピッチング開始で、9カ月後で通常のピッチングが目標。あまりに重い決断に、頭は真っ白になった。
    【千葉魂 「大きくなって戻ってこい」 岩下を励ました小野スカウト】の続きを読む

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     注目され続けた1年が終わった。田中英祐投手はロッテ浦和球場で汗を流す日々を送っている。世間の注目を一身に浴び、メディアに一挙一動を追いかけられた1年が終わった。京都で行われた1月の自主トレ始動日には100人近い報道陣が駆けつけた。新人が母校の近くで行う年初めの練習にカメラが集結する。それは見たことがない異例の光景だった。春季キャンプ、そして3月の京都大学の卒業式にもマスコミは殺到した。2軍デビュー戦にも取材陣が大挙して訪れた。1軍プロ初登板初先発となった4月29日の埼玉西武戦。本拠地は前売り完売となった。その後も、ずっと注目の的であり続けた。しかし、そんな日々に若者は一度も弱音を吐くことはなかった。愚痴の一つもこぼさなかった。その期待に何とか応えようと、必死に頑張る姿は痛々しさすら感じた。
    【千葉魂 歩んだ紆余曲折な道 田中、ルーキーイヤー】の続きを読む

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     色紙に迷うことなく書いた。11月17日、都内で行われた契約後の会見。専大松戸高からドラフト5位で指名された原嵩投手は、集まった報道陣から色紙に一筆を求められると「笑顔」と大きな字で、書きとめた。

     「子供の時から憧れていたプロ野球選手になることができてうれしいです。プロでは、どんな時も笑顔を忘れずに、ファンの方にも笑顔を提供できるような存在になれるように頑張りたいと思います」
    【千葉魂 笑顔を届けられる存在に 原、憧れていたプロで誓う志】の続きを読む

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     順番が回ってきた。加藤翔平外野手は威勢よく席から立ち上がり全員の前に出ると、一呼吸おいてイッキに話し出した。決めていた。思いの丈をしっかり、指揮官に伝えようと。今の自分の考え、そして、今後どうありたいと思っているか。それを首脳陣と仲間たちに聞いてもらおうと。それは10月31日のこと。鴨川市での秋季キャンプを翌日に控え、集められた全体ミーティングで伊東勤監督は選手全員に、1分間程度のスピーチを求めた。今の意気込み、キャンプで取り組みたいこと、アピールポイント。与えられた課題は大まかで、あとは自由。その中で、加藤は思いをぶつけ、必死に語った。

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