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    タグ:千葉魂

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     ファンの拍手喝采を浴びながらベンチに戻ると、選手ロッカーに向かった。3月31日、開幕2戦目でマリーンズは2018年初勝利を挙げた。それは井口マリーンズ初勝利の意味合いもあった。これまでの指揮官なら、そのまま会見会場に向かうか監督室に戻るところ。が、井口資仁監督はロッカーに顔を出し、選手たち、そしてスタッフと握手を繰り返し、ねぎらった。井口流が垣間見えた瞬間だ。

     「本当に選手に感謝。ただ大事なのはこの1勝ではなくてこれから白星を積み重ねていくこと。幸い、いい形の試合ができている。走れているし、ボディーターンをしっかりとした打ち方もできているね」





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     最後は全員で2018年版マリーンズ野球を体現してみせた。ナゴヤドームで行われた25日のオープン戦ラストゲーム。選手たちはまるで事前に示し合わせていたかのように走った。8回盗塁を試みて、6回成功。「積極的に走ってほしい。それで失敗をしても文句は言わない」と昨年11月の秋季キャンプから伝え続けていた井口資仁監督は選手たちが積極果敢に走る姿をベンチから頼もしそうに見つめていた。

     「もちろん長打をバンバン打って勝てるのであれば、それがいい。でもそうはいかない。打てない時はある。そんな時はいろいろな策を使って1点をもぎ取る。それが今年のチーム。足を使って勝てるゲームを1試合でも多くやりたい。ヒットがなくても1点を取れる攻撃をしていきたい」




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     試合が雨天中止となった16日。井口資仁監督は室内練習場で微動だにせず打撃練習を見守っていた、視線の先にはドラフト1位ルーキーの安田尚憲内野手。外は雨が降りしきっていた。しばらくすると意を決したように動き出した。首脳陣から意見を求めると深くうなずいた。1月の自主トレからここまで注目を集めてきた若者の2軍合流を決断した瞬間だった。

     「彼はマリーンズのクリーンナップ、そして日本を背負う選手になってもらわないといけない。体力面、技術面も含めて下でしっかりと育てるタイミングに来たかなと判断した。こちらが急かすわけにはいかない。誰だって、階段を一気に何段もかけ上ることはできない。一歩ずつ、しっかりと磨いてほしい」




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     生まれ変わろうとしているチームにあって、ここまでひときわ存在感を示している選手がいる。プロ4年目を迎える中村奨吾内野手だ。「変わりたい!」。その気持ちを全身から醸し出しながら練習に取り組み、プレーしている。

     「チームも変わって自分も変わるチャンス。変わらないといけない。いろいろな人が自分に変化を求めてくれているのも伝わっている。それに応えないといけない」









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     「ナイスゲーム!」。井口資仁監督は試合後、大きな声で選手たちをねぎらった。前日、0-7でカープに敗れた。指揮官はまずベンチの元気のなさを指摘した。迎えたこの日のゲーム。マリーンズは活気にあふれ、一塁側のドラゴンズベンチを飲み込んでいた。一時は逆転を許した。すると、さらにベンチは声であふれ返った。「ここから! ここから!」と全員で相手に向かった。一塁ベースコーチとして三塁側マリーンズベンチはるか遠くに立つ鳥越裕介ヘッドコーチまでハッキリと聞こえるほどの音量だった。

     「今日は初回から最後までいい声が出ていた。ベンチ内が盛り上がっていた。今年は1年間、これでいこう。最後の最後までどんな時も明るく元気でみんなでチームを鼓舞する。そんなチームでありたい」










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     0-7で広島東洋カープに完敗となった。打線は散発6安打。投げては先発の二木康太投手が初回に5失点でいきなり勝負は決した。井口資仁監督は試合の内容よりも選手たちに伝えないといけないことがあると感じた。だから、試合後にベンチに選手を集めると静かに話し出した。








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     濃厚な時間はあっという間に過ぎ去った。1日から始まった千葉ロッテマリーンズの石垣島春季キャンプ。初日こそあいにくの雨が降り、室内練習場での練習となったが、それ以降は予定通りのメニューを消化した。競争を煽(あお)った日々で、選手たちは自主自律の精神で取り組み、成長していった。








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